水分補給の常識と非常識
2010 / 02 / 12 ( Fri )
当然ですが・・・・

マラソンでは水分補給に、


ランナーの皆さんは積極的に摂取していますよね?


ところが、これが危険な行動だと

知っていましたか?


積極的に水を充分摂るのは、マラソンの常識と考えがちですよね!

その常識にも、誤解があることを・・・皆さん!!

ご存知ですか?

運動する場合に、過度に水分補給を行うと”死ぬ”かもしれないのです。

これは正に非常識なのです!!

その危険な症状は、水中毒 (Water Intoxication )と呼ばれています。


水中毒?



何だか腐った水を飲んで、下痢などの症状かと思いきや・・・
とても無視できない危険な代物なのです。

水中毒とは、水の過剰摂取による症状を指します。

 しかし水の摂り過ぎは非常に危険で、 命すら落としかねないのです。

 近年水中毒者は増える傾向にあり、この症状は死に至る程の危険性があります。

 特に長時間にわたり、走ったり歩いたりする人は、水を意識して摂ろうとします。 

汗で塩分を失った時に沢山の水を摂取すると血中の塩分を低下させる事になり、それが原因で脳や心臓や筋肉が正常に機能しなくなるのです。

塩分低下による電解質のアンバランスは、脳の膨張、発作、昏睡、更には死も起こり得ますらしいのです。

 この水の摂り過ぎが危険という意外な事実が明らかになったのは、興味深い以下の記事を皆さんに読んでいただきたい。




■水中毒の記事■


最初に水中毒に関する研究報告が出たのは、1985年に南アフリカでスポーツサイエンス研究所とケープタウン大学との2つで教授を務めるティモシー・ノークス博士が、ウルトラマラソン選手について調査報告したものです。 

2003年にブリティッシュ医学誌(British Medical Journal)に掲載されたノーク博士の報告によると、250名以上に脳の膨張が確認され、7名に関しては致命的な状態だったと記されています。

「この様な例は、以前は稀に見ましたが、1990年代の初頭から頻繁に見られるようになりました」と話すのは、1999年のヒューストンマラソンで医療チームリーダーの助手を務め、その後水中毒についてリーサーチを始めた、タマラ・バトラー医師です。

1999年のヒューストンマラソンとは、4人のランナーが極度の水中毒で倒れ、昏睡状態に陥った事で有名です。

「科学者達は現在も、水中毒の詳細なるメカニズムの解明に議論を交しています」と、先月南アフリカで水中毒の国際会議のホスト役を務めたバトラー医師は話します。  因みに この会議に参加した科学者達による水中毒予防と処方に関するレポートが、今年の夏に発行される事になってます。

「この命をおびやかす程危険な症状の報告数は、近年急激に増えています」とバトラー医師は話し、その例を次に述べました。

・ 2002年のボストンマラソンで、488人の参加者を対象にマラソン直後の血液を検査したところ、13%の参加者は水中毒と呼ばれる状態であったと、先週発売されたニューイングランド医学誌に解説されました。 「長時間のランニングで異常な体重増加を示したなら水中毒の可能性があります」と話すのは、クリストファー博士です。

・ 1998年と1999年にカリフォルニア州サンディエゴで開催されたスズキ・ロックンロール・マラソンでは、26人が水中毒で病院に運ばれ、他15人は重度の状態であったと2001年7月号の緊急医療誌で報告されています。 記事では、3人が発作を起こし、集中治療室にて看病されたと記されています。

・ 2000年のヒューストンマラソンでは、21人が水中毒で手当てを受け、16人のランナーが病院に運ばれたと2003年1月号のスポーツ医学誌でバトラー医師が報告しています。
「ひと昔前は人々に、できるだけ水を飲みなさいと言ったものです」と話すのは、米国スポーツ医学大学で学長を務めるビル・ロバート博士です。 「しかしそれは2〜3時間でマラソンを終えるエリートランナーに対して言った事で、現代の娯楽として一般人がマラソンに参加し、7時間などという長時間で歩いて完走する人達には当てはまりません。 ついこれら経験の無い人は、水を提供してくれるポイントの度に、2カップ以上水を飲んでしまうのです」と博士は言います。

一般の人々の予想を裏切り、スポーツドリンクは水中毒の予防には役に立ちません。 最近出版されたニューイングランド医学誌で、ベンジャミン・レビン博士とポールD博士が次の様に報告しています。  「スポーツドリンクは、殆どが水と少量の塩分でできています。 しかし人は異なった度合で汗をかき、異なった度合で塩分を失う為、のどの乾きを癒す為のスポーツドリンクが誰にでも役に立つ訳ではないのです。 ですから、のどが本当に乾いたと感じた時にしか不必要に水を飲むべきではないのです」と。
そこで水中毒の認識を高め、ロバート博士を含む(マラソンイベント主治医である)他の医者達は、マラソンイベントにおける給水ポイントを減らすように指示しました。
又、ヒューストンとボストンマラソンでは、マラソンコースに体重計を所々に用意し、体重が増えていないか参加者が自己チェックできるようにしました。 他のチェック症状としては、めまいや吐き気、息切れ、増蓄的頭痛(脳の膨張による)、手足のむくみが水中毒の兆候です。

「ロサンゼルスマラソンでは、水中毒の傾向にある人達には、(指に針を軽く刺して簡単に血液検査できる)Finger-prick 血液検査を受ける事を可能にしました」と話すのは、ロサンゼルスマラソンの担当医であり、マラソン参加者でもあるランドラ・サバランタン医師です。 「もし血液検査で血中の塩分が低い場合は、直ちに病院へ送られます」とサバランタン氏は言います。



 2003年、水中毒に対する意識が高まる中、USA Track & Field連盟が、水の摂取法について新しいガイドラインを発行しました。 そのガイドラインでは、「水は本当にのどの乾きを感じた時に摂るべき(不必要に摂らない)」や、「1時間に800ml以上は摂るべきではない」と解説しています。 このアドバイスにも関わらず、2003年のボストンマラソンでは140人のランナーが走行中や完走後に水中毒が原因で倒れています。 「この現象は、ガイドラインの説明が不充分であるか、もしくは参加者が指示に従ってないかでしょう」と、アレキサンダー・クラッツ博士率いる研究グループが、2月号の病理学研究誌で説明しています。
また幾つかのマラソンイベントでは、医師やボランティアがこれらガイドラインに従ってない場合もあります。 具合の悪い参加者を見つけると、脱水症と勘違いする事も多々あります。 私がレゲエ・マラソン参加中にめまいがしたと訴えると、親切に救急隊が私を座らせ、数杯の水をコップで飲ませました。 その結果より状態が悪化したのです。

 水を摂らな過ぎて脱水症になるも、摂りすぎで水中毒になるも、その適量のバランスを保つのはなかなか把握しにくいものです。 ベストアドバイスとしては、歩いたり走ったり、エクササイズする前と後に体重を測る事です。 もし体重が増えたなら、次回は水の量を減らしてみましょう。 何人かの経験者達は、4時間以上の持久的運動をこなす時には、塩分の高いスナック(プレッツルや、ポテトチップス、塩アメ)等を食べながら行うと良いとアドバイスします。
このアドバイスは、汗をかいてTシャツが白くなる人(塩分の高い汗をかく人)には有効かもしれません。 又、幾つかの研究報告では、非ステロイド系の抗炎症薬(イブプロフェン:ibuprofen)を摂っている人は、水中毒になる可能性を高めるそうです。 理由は、腎臓の機能である、水と塩分を尿として排出するのを低下させる為です。 バトラー医師は、これら薬を服用しないで運動する事を勧めています。

 最後に良いニュースとしては、たとえ重度の水中毒になっても(私自身を含め)、完治できるという事です。
私にとって、三途の河を渡りかけたというのは、人生を大きく変えた経験となり、今では1日1日が貴重であると思うキッカケとなりました。 結果としては、50歳の誕生日が予想を大きく裏切り、ドラマチックな視点で人生を省みる機会となりました。

それで、今年のリタの40歳誕生記念日は、リゾート地に行く事になったのです。

(ソース元:L.A Times 4月18日、by Carol Krucoff)

 皆さんも昨今の水飲み奨励ブームで、頭痛を感じていたりしませんか?
特に女性が水中毒になる可能性が高いとの事です。
もし、フィットネスやスポーツに励み、水を意識して飲んでいながら頭痛を感じる人は、本当にのどが乾いた時にしか飲まないようにしてみてはいかがでしょう。
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