OSJ箱根トレイルレース/神山・早雲山・・・そしてFinish!!
2007 / 06 / 06 ( Wed )




夕暮れ間近の神山山頂は、

新緑に包まれて視界が悪い。



選手にとって最難関・神山の頂上での応援は選手にとって大きな励みとなるだろう。
ただし、山頂までは、きつい登り。体力の消耗を余儀なくされる。

大岩が転がる登山道を見上げると、人の気配を感じる。膝を持ち上げるのも、時間がかかる。まるで、停滞と発進の繰り返す“ゼンマイ時計”のように、頭の中がカラカラと鳴っているようです。

神山山頂にたどり着くと、捻挫したあの青年が土に直接お尻をついていた。
“お疲れさま!!頑張ってますね!!”と、息が切れて言葉にならない。
“捻挫した足の状態は、どうですか?”気になる左足に視線を向ける。
“登りは我慢でした。下りは重力を利用しますから、登りより楽でしょう”
足首が痛いはずなのに、大丈夫なのかなと心の中で、その青年を気遣っている。

神山頂上には、神山を示す立て看板があるのみ。
後は、前述したように展望もなく、緑深い頂である。

係員の元気な声援で、さあ〜早雲山にスタートしるか!と
立ち上がった瞬間に、背中に言葉をかける選手がいる。“アロハさん!!”と、振り返ると
ミチヒロさんが現れた。

“どう体調は?なんとか時間内に完走出来そうですね!”と、へたり込んだ彼に挨拶をする。
せっかくだから、立て看板を真ん中に先程の青年とミチヒロさんとそれぞれ
ツーショットを撮ることにする。



二人を置いて、私は先を急ぐ。座り込んだミチヒロさんに、“一緒にスタートしよう!”と勧める。“少し休憩します。アロハさんは、下りが早いですからペースが違いますから、お先に出発してください。”躊躇なくお言葉を頂く。

青年とミチヒロさんにお互いにエール交換して、神山を後にする。


しばらくすると、白い噴煙が昇っていることに気づく。
ここは大湧谷を眼下に。背後を縦走するコースに入ったようです。
試走の時は、温泉独特のイオウの臭いが鼻につくのですが、今日は無風に近いようで
あまり気にならない。

トレイルを積極的に攻めず、早歩きのペースを下る。それでも、先を進む選手を次から次と抜いていく。

背後に選手が迫ると、道を開けてくれる選手が多い。
でも、中には全く背後を無視された維持か何だか知らないが、道を開けようとしない。
“通ります!”と、言葉をかけても我関せず…。素知らぬ選手も少なくない。

トレイルランナーとしてのマナーですが、明らかに後続の選手のペースが速いのであれば、
積極的に道を譲る謙虚さを欲しいところです。

抜かれる選手を追い抜く時に、“頑張りましょう”と挨拶しても、全く無視された記憶がある。そんな選手を出会うと心が悲しくなる。

早雲山を登ると思っていると、そうではないようです。
残り3キロ弱。ここまで来ればもう安心。
係員に質問すると、早雲山駅前を通過して急な坂を下る。
ようやく、箱根彫刻の森であるゴールが、そこに迫っている。

トレイルには、木の根が階段のように秩序を保ってものではなく、また段差も多い。
下りの不得意な選手には、泣かされる区間でもある。


森を抜けると、ケーブルカー早雲山駅に出る。
ここが最後の給水エイドである。一口の水を含めば気分一心。
後は3キロ弱の舗装された激坂を下ることになる。

何とか日の高い時間帯にフィニッシュできそうです。





さあ、いよいよフィニッシュ地点。せっかくだからアロハスピリットでフィニシュゲートをくぐる。
この日は“箱根・彫刻の森美術間”は入場無料になる。ゆっくり美術間巡りをして応援する家族やお友達の姿が目立った。
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OSJ箱根トレイルレース/神山そして早雲山
2007 / 06 / 04 ( Mon )





湖尻キャンプ村の森を抜けると、観光客で賑わう湖尻桟橋が現れる。
大型観光バが何台も駐車されていて、観光客横を通過する選手に興味があるようです。

第二関門芦ノ湖キャンプ村



結構、船の待ち時間を利用して、ベンチに腰掛けて声援する姿が多いこと。
本当に元気づけらます。

もちろん、蒸し暑さが残る午後ですから、つめた物が欲しくなります。
幸い数件あるお店で、アイスクリームを買うことができます。


私だけではなくて、多の選手も購入される皆さんが多い。疲れた身体には甘い物が最高でしょう!!
お値段300円。(バニラ味)
バニラ味のアイスクリーム・・・これが美味いですよね!!


そんなアイスクリームを、舐めながら湖尻を後にします。
こんな姿を、中年の男子係員から声がかけられます。“おおお・・美味そうですね!!後少しでゴールです。アイスクレームを食べて、これからの山越え…頑張って下さいね!”


苦笑しながらも私は、芦ノ湖湖畔の舗装道路を登っていきます。
ここでも、湖畔を散策するご年輩のご夫婦から、エールを頂きます。

ここで、応援にかけつけた“おかみさん“の遭遇します。
彼女は選手としてエントリーはしているもの、前々週の神山での試走で転倒して胸を強打したようです。運悪く鎖骨を痛めたようで、大会参加はドクターストップを宣告されます。

走りたいが走れない…そんなもやもやとした気持ちを払拭するべく、まず箱根に向かったようです。“選手の姿を見ると、やはり気分も乗って来て良かった!”と、笑顔で彼女は云う。
せっかくだからと、そばを通る観光客にカメラシャッターを押していただき、二人でツーショット!!
足は重いが…心は元気一杯?


誘導されたまま、深い森の中に入る。
ひんやりとした空気が、呼吸を楽にしてくれる。

これより神山登山となる。
一番難関の区間…一挙に800m弱の標高差を登ることになる。

ここで、大きく後退することになる。
徐々に登山道も道が荒れて、足場を確保するにも困る。
深く抉られて滑りやすい粘土質が露出している。さらに頂上近くに迫ると大きな岩がゴロゴロしていて、息が切れてしまいます。

肺の中に水が満ちているような感覚で、うまく呼吸ができない。肺が重くて、酸素交換が作用しておらず、意識朦朧状態が続く。なんだか呼吸不全のように、必至に登る。

後続の選手の一団に追いつられ、そして追い抜かれる。
付いていくこともできずに、立ち止まったり呼吸を整える。
日も暮れようとする今、制限時間が気になる。捻挫した足を気遣いながら、我慢に努める。

神山山頂近くにようやく到達すると、冷たい風が背中を掻く。
やばいことに、リックの中には防寒着を用意していない。
汗を掻いたシャツは、冷汗となりますます体力を消耗してしまう。

当然、登りは歩くしかない。
ふうふう・・と、登っていると、後から声をかけられる。
芦ノ湖湖畔で、左足首を捻挫してびっこを引いていた若い青年である。

“えええ…よくここまでたどり着けましたね!!驚きましたよ!!”と、
足の具合を心配しながら言葉をかける。
“足の状態は良くもなく悪くもなく、我慢と忍耐だけでここまで来ました。”と、白い歯が光っている。


“いや〜あなたの精神力には脱帽ですよ!”。
彼の走力を推察すると、かなりトレーニングしていることが伺える。

その彼も軽く会釈して、私を追い越していくとすぐに姿を見失う。
私はどうすることもできず、相変わらず呼吸に苦しみ立ち止まるたびに、走力不足を痛感する。

神山:左足を捻挫して耐える青年と・・・



芦ノ湖と駒ケ岳を結ぶロープウエイが眺められる。

最後の運行を知らせるアナウンスが、冷たい風に乗って山々にこだまする。

早く楽になりたい…と、心底思う私がいる。
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OSJ箱根トレイルレース/第二関門湖尻芦ノ湖キャンプ村
2007 / 06 / 02 ( Sat )






第二関門(制限時間は、スタート

後11時間)は、

湖尻・芦ノ湖キャンプ村にある。


こーのコース上で一番賑やかなところ。ほとんどの選手がここで休憩して、箱根の最高峰”神山“へと立ち向かうことになる、

完走を目的にしている選手にとっては、制限時間(午後5時)が気になるところです。

ここを午後2時に通過する選手は、ライトのチェックがある。このチェックにパスしなければ、この先には進めない。もちろん、ライトがなければ強制リタイア。





私も何とかして、午後2時前に通過したいと強い気持ちがあるものの、足が動かない。
約10キロ続く芦ノ湖湖畔のトレイルを、歩くことが多い。

選手の中には、脚を引きずる選手も多くて、後姿が痛々しい。
走りたくても走れない・・そんな状況でもがんばっている。数えただけでも、数十人が我慢のレースを闘っている。
残念ながら第一関門・芦ノ湖展望公園でも、捻挫した選手がリタイアする場面が多くて、かなりハードなコースに悪戦苦闘している。

“脚どうされましたか?かなり痛そうですね?”と、前を行く若い男性選手に声をかけた。
“捻挫です。歩くのも大変です。制限時間が気になりますが、絶対に諦めません。いけるとことまで行きます!!”と、苦痛に満ちた笑顔が印象的です。

木の枝を利用して杖を右腕脇に支えながら、その完走するのだ!・・と言った気力は衰えていない。
その様子を眺めていると、私は第二関門までかな?完走は無理だろう・・と、確信していた。
どうみても、神山や早雲山を登れる足の状態ではないと、判断したからです。
でも、その後この判断は誤りとなります。

第一関門・芦ノ湖展望公園(制限時間は、スタート後7時間)から第二関門・湖尻・芦ノ湖キャンプ村まで、3時間48分もかかる。前回の試走した時よりも、約1時間は遅れていた。
これからの山登りに、はっきりと暗雲が見えている。

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OSJ箱根トレイルレース/芦ノ湖展望公園〜海ノ平
2007 / 06 / 01 ( Fri )



靴音の鼓動の波が、

耳元に打ち上げられて!!


30分ほどの昼寝は芝生の上・・・芦ノ湖展望公園。


仮眠もとったので、身体は少し楽になったかな?と立ち上がると、
身体が重い。休みすぎたおかげで、筋肉が硬直したようです。

足元に置いたリックに、空ビール缶を入れて“いざ!スタート!”です。

これより三国山(1035m)が待ち受けている。

峰歩きのような縦走路を、周りの景色を楽しみながジョグ程度の走りる。
まだ、酔いが残っているようで、我ながら少しに飲みすぎたようです。

芦ノ湖を眺めながら・・・三国山を目指す!



芦ノ湖スカイラインを並走するように、起伏の多いもののそんなに気にはならない。

暑さはすでに、30度を超えているようです。背筋がヒリヒリと痛くなるので、フード付の帽子をかぶる。

走りだして数十分後、どうも足が進まない。

身体がいうことをきかなくなり、登りは歩き下りは早足程度のペースとなる。後続の選手に追い抜かれる機会が多くなる。

僕の場合は完走目的(制限時間14時間)ですから、特にタイムはこだわらないものの・・・・なぜは悔しい。ランナーの性でしょうか?

背後に選手の気配を感じると、トレイルの脇に寄り先に行かせる

脇を通過する選手に“がんばって!!”と、言葉をかける。ども、私も選手に違いないのですから、何だか不思議な感覚ではあるが・・・。

“あなたも選手ですから、がんばってください!!”と、追い抜きざまにこんな言葉をかけられた。

苦笑する私を見て、その選手は笑って見えた!!

売店だ!!アイスクレーム!






あまりの暑いので、アイスクリームがどうしても食べたくなります。


山伏峠は絶景ポイントである。・・・ゆっくりと眺望を楽しむことのできない選手は、そんな余裕はない。


真夏のような日差しが強い太陽の下、左には芦ノ湖や箱根の町並み。
右には駿河湾が眺められて、バックには富士山が拝める一押しの絶好のポイント。


山伏峠レストハウスの売店に入れば、”アイスクリーム”があるだろうかと立ち寄ることにします。(試走時には、リサーチしていないのです。)



店内を覗くと、ちょうど時間的にお昼を迎えて観光客の長い列がある。
発券機を発見して、まじまじと眺めていると“ソフトクレーム”とネームがある。
並んでいる列と時間を考慮すると、時間かかかりそうで諦めることに。

店頭にある自販機には、やはり選手が群がっていた。

炭酸系のドリンクが人気がありようですべて売り切れ状態。

トボトボ・・・・と、仕方なくコースに戻ると、暑さがぶりかえす。

気がつかないうちに三国山に到達。

足が重たくて走る気力も減退してくる。

あまりもゆっくりしたお陰で、制限時間が気にかかる。

この状態では、後半は苦戦が予想されるからだ。

第二関門:湖尻まで無休で走らなければならない。


なにもない山伏峠(1035m)を通過しても、体調は快方には向かない。

息が苦しくて、呼吸に難儀する。いくら空気を吸っても肺に入らないような重さを感じる。

海の平を通過してしばらくすると、旧箱根街道の石畳が現れる。




海の平(942m)を過ぎると、小川が数箇所あり手をつけるとその冷たさが心地よい。

さっそく、帽子を濡らして背筋や背中、そして顔や足を拭く。

足は依然として重くて、自分ながら嫌になってしまう。
数えてはいないが、数十名の選手に追い抜かれてしまう。

年恰好から察すると、私より上であろうご年配の選手に
も付いていけない。

果たして完走できるのだろうか?


まもなく箱根らしさを感じる
旧箱根街道の石畳が現れる。距離はたいしたものではなくて、数百メートル程度。

萩往還の石畳になれているので、得意かな?

石畳から抜け出し、舗装道路をしばらく走る。やけにアスファルトトの照り返しがきつく感じられる。

芦ノ湖湖畔の約10キロのトレイルに入るれば、そこは未舗装だ!!

湖畔で釣りを楽しむボートが停留している。

深い木々の中は、強い日差しを遮断してくれる。
あの蒸し暑さが消えて、心地よい風が木々を通り抜ける。

ここで、頑張って少しでもタイムを短縮したい。

しかし、足が動かない・・・。

つづく



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OSJ箱根トレイルレース/第一関門芦ノ湖展望公園
2007 / 05 / 30 ( Wed )




金時山山頂・・・金時娘に挨拶後、グビグビ・・。



芦ノ湖展望公園は、名称の通りに眼下に広がる芦ノ湖の眺望が素晴らしい。
ここで、少し昼寝します。それも約30分。





今回のこの箱根トレイルレースは、スパルタスロンに向けての鍛錬の一環であり、無理はしない。
この第一関門でもあるが、給水所でもある。アミノバリューと水をペットボトルに充填する。あまり大量の給水をすれば、後続の選手には十分はエイドが不可能では?・・・と考えて半分程度の量を詰めていただく。

第一関門芦ノ湖展望公園:
喜ぶ私アロハです。汗も掻いたし・・・・・グビグビと参ります!!



応援する皆さんも多くて、疲れた身体にも、しばし軽くなる瞬間かも?
もちろんボランテイアの皆さんの献身的な活動には、感謝するしかありません。

稜線を走る感覚で、金時山からこの芦ノ湖展望公園まで足も軽くて苦痛ではなかった。
金時山の茶店で買ったアイスキャンデー(ソダー味)を、一本購入して余裕の関門通過。

でも、アイスクリームを本当は食べたかった。

芦ノ湖展望公園の芝生の上で、心地よい風が吹いて昼寝に最高のロケーション。
芝生の上には同じよう選手の集団の寝床となり、それぞれのレースのこだわりを感じる。

大の字に寝ると、視界には青い空が眺められる。疲れてはいるが、まだ余力があるかな?
別にタイムを狙う必要もない僕は、本能のまま睡魔が襲う。

金時山で頂いたビールが、ほのかな酔いを覚える。

リックにつめて缶ビール三缶(350mmアサヒドライ)と、冷凍枝豆日一袋(自然解凍)を、芝生の上に並べて、至福の時を過ごす。

タイムは、他の選手にまかせて、悪までも完走が目的。

そして、しばしの睡眠後、第二関門湖尻を目指した。
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OSJ箱根トレイルレース/大会当日
2007 / 05 / 29 ( Tue )







5月27日(日)人の声に気づき目が覚めた。

箱根湯本温泉街中心を流れる早川河川敷に設営したテントの中で、朝を迎える。
早川のせせらぎの中に、人の声が交差していつもと違う朝を迎える。

テントから頭を出して、様子を伺うと選手の大きな流れが、荷物置き場に指定されている箱根町役場に向かっている。

午前5時前の温泉街は、宿泊者の浴衣姿は影を潜めて、リックを担ぐ選手に占有されたような異様な錯覚を生む。

見上げると、空は快晴。雲一つないスカイブルーが天空を支配している。
今朝の天気予報によれば、雨の心配は全くなく蒸し暑くなりそうだ。
予想外気温度は、30度。真夏日の一日では。


午前6時前に、箱根ガーデンミュージアムに選手は集合する。
カウントダウンが始まれば、選手の緊張がピークを迎える。
10,9,8,7,5,4,…・。


喧噪に包まれた選手の一団が、つかの間の静寂となり、その合図を待つ。
3.2.1!!

ヨットレースで使用するホルンが高らかに鳴ると、上流を目指す鮎のように登山道を駆け上る。まるで登山道が川のように映る瞬間です。


選手は、これより阿弥陀寺から塔の峰目指す。
阿弥陀寺を過ぎると、一番渋滞が予想されたポイントに到達する。
足場も悪くて、登山道の道幅があまりにも狭く、一人二人がやっと通れるだけ。
試走した選手は、この点を理解している。我先にと渋滞に巻き込まれないように、
この渋滞ポイントを通過しなればならない。
スタートして直ぐに、サバイバルが始まるのです。





阿弥陀寺裏からは既に選手の長い列続く。竹藪に絡んだ蛇のように、見上げた視界には渋滞して身動きできない選手が足を止めている。
その先には、鎖場がありここでも一人がやっと通過できるような岩場。

我慢できなくなった選手は、登山道を外れてこの渋滞を避けるルートをつくろうと、必至に登り始める。それを見ていた選手から非難の声が、彼らに向けられた。

“トレイルを外れるな!!モラルを守れ!”など、罵声と怒りがこの谷に木霊する。
最後尾の選手は、約20分近く停滞したらしい。抜け道のないこの谷に、選手の所在ない姿が印象的です。

森深い塔ノ峰通過すれば、トレイルが始まる。
それでの渋滞の鬱憤を晴らすように、足は軽やかに進む。
木陰の下は、爽快な風に包まれトレイルランナーとしての大きな喜び感じる。

明星ヶ岳まで、背丈の高い竹藪の中を走る。
一旦、舗装道路を経由して明神ヶ岳を目指す。
この明神ヶ岳まで続くかなりきつい坂が、最初の難所である。
僕は思ったよりも足が動くことに驚く。この坂で悪戦苦闘する選手を何人も抜いていく。

手を膝に当てた“ナンバ走り”の要領で、積極的に攻撃する。これは経験からして効果が大きいようだ。

明神ヶ岳に到達すれば、大きく視界が開ける。360度全ての視界が、選手を迎えてくれるのだ。午後には辿り着くであろう神山や早雲山が眺められ、立つ白煙は大涌谷である。
そして、存在感のある霊峰・富士山の雄志が畏怖堂々と鎮座する。






矢倉沢峠は、竹藪の中にある十字路である。
応援される人達が、通過する選手にエールを見送られて、金時山を目指す。

ここが第二の難所です。
疲れた選手には辛いだらだらとした上りが続く。
力のない選手のふるい分けが始まっているのである。息を整えて立ち止まる選手。
腰を下ろして目を伏せる選手。腰を曲げて、肩で息をする選手。

ここで負ければ、完走はない。自分との闘いがすでに始まっている。
蛇行を繰り返しながら、その標高を積み重ねる。

金時山には、大きな岩場が存在する。
両手を使い、足元を確保して全身の力を腕と足に集中しなければならない。
まるで岩のぼりのように、慎重に登る。

ハイカーの姿も多く、選手を優先的に通してくれる。そして、温かい言葉をかけて下され選手の背中を押してくれます。

最後の岩場を登り、見上げると森影を抜ける円形の中に、青空が見える。
それは、金時山の頂上を意味する。

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OSJ箱根トレイルレース/前日
2007 / 05 / 28 ( Mon )
第一回OSJ箱根トレイルレース

50キロ(実際は55キロ)





スパルタスロン2007に向けての

トレーニングをかねて、

5月27日(日)“OSJ箱根トレイルレース”

に挑戦です!!






第一回大会ということで、運営面が心配されたが、そんな懸念も”とりこし苦労”でした。

ほんとうに楽しいイベントで、その運営に素晴らしさに大いに感動できました。

参加選手は、1300名を越え、現代の“Trail Running”の人気が顕著に表していると言えるだろう。

心配された天気も、雲ひとつない快晴!!日本全国すべて“晴れマーク”状態の恵まれた一日になります。九州では、35度を超える猛夏日を記録。

最高の舞台が用意された箱根トレイルレース!!きついが楽しい一日になる!!

また、ボランテア・スタッフも、130名を達したようです。
コースの要所要所に配置され、道に迷うことも全くない。
さらに、彼らトレイルランニングなどスポーツを良く理解しているようで、その献身的な応援する姿勢には誠に頭が下がるほどです。

選手も辛いが、ボランテアもまた辛い。
それでも、選手ひとりひとりに“頑張って下さい!!”と、笑顔とともにエールを必ず送ってくれる。




そのお返しではありませんが、私も必ず“お疲れ様です!!”、“ご苦労様!!”と、労いの言葉をかけさせて頂きます。彼らがいるから、僕たちは走れるのです。

さらに、コースから眺める霊峰・富士山や芦ノ湖など眼前に映し出されたパラナマに心を奪われる。疲れた選手には一服の清涼剤でしょう。

幸いにも晴天に恵まれて、視界も良好。
芦ノ湖が、鏡のように駒ヶ岳や神山の勇壮な山々のシルエットが波間に浮かぶ。

ボランテア・スタッフには、私アロハの好きなブランド“THE RORTH FACE”のウエアが支給されるらしい。もちろん、無償で頂けるそうです。羨ましい…。




開催の舞台である箱根町住民の皆さんの関心も高く、大会関係者にいろいろと質問する姿が目立ちました。
例えば“どこを走るの?”“何キロ走るの?など、選手である私アロハにも耳にする機会が多い。コースを聞いて、奇声を放し驚くその表情が少し楽しいかな。


特にFinish会場(箱根彫刻の森)である強羅の街では、特に地元の応援が一番凄い。
マンションのテラスから拍手する人々のエールが、坂道を下る選手を迎えてくれる。
さらに、民家の玄関先に選手を見送る人達や、椅子を並べてビールを片手に団欒するご年輩の男性グループなど、手を振って言葉をかけて頂きます。

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